日本医療研究開発機構(AMED)は、新型コロナウイルスワクチンの開発支援の第2回目を採択した。武田薬品工業や第一三共など企業主導7テーマを支援する。開発段階に応じて支援する費用の上限目安として治験段階では100億円まで、供給のための技術開発では10億円までに設定されている。支援額の各案件の配分は開示されていない。

 武田薬品は米ノババックスと米モデルナのそれぞれのワクチンの国内開発について、第一三共、塩野義製薬、KMバイオロジクス、アンジェスもそれぞれ開発中のワクチンについてAMEDから支援を受ける。このほかに、VLPセラピューティクス(京都市)の自己増殖RNA技術を用いたワクチン開発も採択された。

 アカデミア主導型は、東京大学の2テーマのほか、神戸大学、藤田医科大学の案件が採択された。

 企業主導型は公募で17件の支援申請があり7件を選んだ。アカデミア主導型は30件の申請のうち4件を採択した。

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