BASFジャパンは、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)事業で、“多軸化戦略”を加速する。自動車向けの提案を継続強化しながら、同用途以外の市場開拓にも力を注ぐ考え。ロボットや家電、ウエアラブルなどの成長市場に着目し、自動車に次ぐ新たな柱へと育成を図る。表面実装(SMT)プロセスに対応するポリフタルアミド(PPA)で5G(第5世代通信)市場を切り開くほか、ポリアセタール(POM)では高い静音性を実現した新グレードを事務機器向けなどに訴求していく。さらに日本で取り扱う樹脂全般でも製品の二酸化炭素(CO2)排出量(カーボンフットプリント)を算出し、需要家に明示していく。業界の先陣を切って新たな環境対応策を推進する考えだ。続きは本紙で

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