DICは、2025~27年度にバイオ分野の新機軸となる大型製品の投入を目指す。菌類由来のバイオ吸水性樹脂(SAP)であるポリアスパラギン酸がその対象とされ、今年度にサンプルワークを始める計画。すでに自社で遺伝子編集を可能とする技術基盤を整備し、コリネ菌における目的物の産生速度を大幅に向上させるなどの成果を得た。一方でバイオ由来のニュートリション製品を含む複数製品も早期事業化の有力候補とされる。21年度から総合研究所(千葉県佐倉市)での新棟建設などバイオ関連投資も活発化させており、今後量産プロセスの構築を急ぐ。続きは本紙で

生分解性を持つSAPを開発する(写真はイメージ)

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

ライフイノベーションの最新記事もっと見る