JFEケミカルが取り組む機能性化学品シフトが着実に進展している。昨年11月末には中国の負極材合弁工場が稼働。3本柱で展開する負極材事業の一層の拡大へ大きな一歩を踏み出した。車載向けのハードカーボン(HC)負極材の能力拡張も国内および中国で順調に進めている。光学樹脂原料事業でも、国内拠点で拡張工事に着手しており、今年後半の完成を見込む。フェライトコアでも車載用途に求められる品質を担保するための新規焼成炉を国内工場に導入し製造を開始した。一方、基礎化学品は原料供給と需要動向を精査しながら常に最適化を図っており、「2024年度を最終年度とする中期経営計画期間内に一番理想的な生産体制を実現する」(鈴木彰社長)考え。

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