PHCホールディングス(東京都港区)の臨床検査子会社、LSIメディエンス(同千代田区)は、新型コロナウイルスの変異株スクリーニング検査を開始したと発表した。国立感染症研究所(感染研)からの委託を受けて検査を行い、民間企業の受託はビー・エム・エル、エスアールエルに続く。

 LSIは志村事業所(同板橋区)で変異株スクリーニング検査を受託する。同事業所のPCR検査処理能力は1日3000~4000テスト。PCR検査で陽性と判定された検体について、英国型、南アフリカ型、ブラジル型などの変異株に共通する「N501Y」変異の有無を検出する。変異が確認された検体は感染研がゲノム解析を行い、変異株を特定する。

 国は陽性検体の5~10%を対象に実施している変異株スクリーニング検査を40%に引き上げる方針で、民間企業と連携して検査体制を強化する。

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