新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は13日、総額2兆円のグリーンイノベーション(GI)基金事業のうち、CO2分離回収技術開発プロジェクトに着手したと発表した。2030年度までの10年間に総額382億円の予算を投じ、CO2濃度10%以下の低圧・低濃度排気ガスを対象に低コスト、低エネルギー技術の開発を目指す。とくに工場排ガスを対象とした中小規模CO2分離回収技術では、昭和電工、住友化学、戸田工業といった優れた素材技術を持つ化学メーカーの研究開発テーマを採択した。これらのプロジェクトの社会実装に取り組むことで、将来的にCO2から化学品などを生産するカーボンリサイクル産業にコスト競争力のあるCO2を供給できる体制の構築を目指す。

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