世界市場でプレゼンス獲得へ-。トヨタ自動車とパナソニックの合弁会社で車載用角形リチウムイオン2次電池(LiB)を手がけるプライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES)が、供給先の拡大に力を注いでいる。グローバル市場で勝ち抜くため、コストと環境を意識したモノづくりを推進中だ。現状では新型LiBの量産化でリードタイムを従来から3分の1に短縮させたほか、スリムでコンパクトな製造設備の導入で、固定費の徹底削減を実現している。また、産学連携による正極材の製造プロセス開発や2030年にはサプライヤー全体で現状比80%のCO2削減に取り組むなど、「グリーンバッテリー」の打ち出しを強める方針を掲げる。PPESの車載用LiBシェアは、ハイブリッド車(HV)でナンバーワンを獲得するものの、EV向けでは中国や韓国勢に後れをとる状態が続く。世界の自動車メーカーへ供給の幅を広げることで、存在感を発揮していく考えだ。続きは本紙で

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