【バンコク=岩﨑淳一】タイのサイアムセメントグループ(SCG)は、ベトナムの大型石油化学基地計画に経営資源を一段と集中させる。化学事業の拡大投資は現時点で同計画とタイ国内でのナフサ分解炉増強のみだが、「今後3~5年においてもその2つの案件がフラッグシップ(旗艦)」(ルンロート・ランシヨパート社長)と位置付ける。ナフサ分解炉増強は完工間近で、ベトナム石化基地建設への一点集中が鮮明となる。一方、かねて進めているノンコア(非中核)ビジネスの売却・譲渡は道半ばで、さらなる切り離しを検討中。事業の選択と集中のギアを上げる。続きは本紙で

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