UACJは、リチウムイオン2次電池(LiB)の電極用アルミ箔の中国生産を本格的に開始する。中国・広東省にある合弁会社「乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司(乳源JV)」の新工場では試験生産を進め、顧客認証のめどがつく10月からの量産開始を計画する。日本では、電極箔用のスリッター(切断機)を追加導入し、プロセス全体のスピード化を図った。伸長市場での売り上げ拡大を目的に「日本、マレーシア、中国を合わせた年産2万トンのグローバル体制を2023年までに確立する」(今泉明人UACJ製箔社長)。安定生産と薄型・高強度といった次世代品の開発を両立し、国内トップシェアの存在感を世界に打ち出す。続きは本紙で

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