日本曹達は髙橋金属(滋賀県長浜市、髙橋康之社長)と共同で、ナノ細孔構造を有した陰イオン吸着材を開発した。β-オキシ水酸化鉄を用いた吸着剤で、排水中のリン、フッ素、硝酸などの陰イオンを高効率に吸着・除去できる。既存の吸着材に比べ約3倍の吸着量・スピードを確認している。同吸着材は繰り返し使用できるほか、吸着したリンを回収して再資源化することも可能。水環境問題と資源枯渇問題を同時に解決できる技術として期待されている。同社としては食品工場などに陰イオン吸着・回収システムとして提供することで、将来的に数十億円規模のビジネスに育成したい考え。続きは本紙で

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