浜松医科大学発ベンチャーのナノスーツ(静岡県浜松市)は、「生物のありのままの姿」の電子顕微鏡観察を可能にする研究用試薬を市場投入した。同大学の針山孝彦特任教授らが開発した、物体を生体適合性高分子の薄い膜で覆う「NanoSuit(ナノスーツ)技術」を用いた試薬。水分を維持しながら形状を保って生体組織が観察できるため、微生物研究だけでなく病理研究、創薬研究など幅広い分野での応用が期待できる。今後、病理標本向けなどラインアップを拡充することで3年後に2億円の売り上げを目指す。続きは本紙で
ナノスーツ試薬は病理研究や創薬研究など幅広い応用が期待できる