インドで農薬事業を展開してきた住友化学インドは、2016年に住友化学傘下となったインドの農薬大手エクセルクロップケア(ECC)と合併し、昨年9月に新たなスタートを切った。インド農薬市場でのシェアを2位とし、リーディングカンパニーを目指す。チェタン・シャー社長はインドの農薬企業ニューケミインダストリーの出身で農薬ビジネスの経験が豊富。11年の住友化学インドとの統合以来、経営に携わり、買収後のECCで社長も務めた同社長に、今後の展開などを聞いた。

▼…ECCとの統合の狙いは。

 「ECCは後発農薬の大手メーカーで優良なブランドを持っていた。名が広く知られていて、道徳的な会社として高く評価されていたことは買収を決めるうえで大きな要因の一つとなった。統合は、インド国内でのビジネスを拡大しようとしていた住友化学インドの戦略に合致した。それまで農薬原体はタラプールでフェンプロパトリンを製造しているだけであり、ラインアップの拡充が課題だった」

▼…インドの農業の現状は。続きは本紙で

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