住友化学と三井化学は、それぞれ2030年を見据えた長期計画の策定に入った。住友化学は昨年、総額約4000億円に上る2件のM&A(合併・買収)を実施し、成長投資と財務規律の両立という難しい舵取りを進めている。来年度に最終年度を迎える現中期経営計画は「目標達成が非常に厳しい状況」(岩田圭一社長)だが、22~24年度の次期中計での達成を視野に入れる。この大枠として「50年からバックキャストし30年をにらんだ長期計画」(同)を策定する。25年度を目標とする10年間の長期経営計画を推進中の三井化学は、新型コロナウイルスの感染拡大を含め策定時の前提条件が異なり始めている。「ちょうど折り返し地点にあり、見直すには良い時期」(橋本修社長)として、30年を見据えた長期計画を練り直す。両社とも将来中核を担う若手人材も議論に加え、今年度内にまとめる方向だ。続きはこちら

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