三井化学アグロは、新規農薬原体のグローバル展開と市場開発を加速する。大型剤として期待される殺虫剤「テネベナール」(一般名・ブロフラニリド)は、すでに3カ国で農薬登録を取得し、日本を含め5カ国で申請中で、昨年から大牟田工場(福岡県大牟田市)で生産を開始した。同原体はシロアリや蚊などにも有効で、生活環境分野やマラリア対策などに市場展開が期待できる。このため増産する方針で「年内に規模・時期など詳細を決める」(小澤敏社長)。一方で次期原体の開発に向け、人工知能(AI)などデジタル技術の活用も始めた。10~20年先を見据え、全社を挙げて長期の成長戦略を練る。続きはこちら

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