【バンコク=岩崎淳一】回復基調にあるタイの自動車産業が、失速する可能性が高まっている。生産台数が8月に10万台、9月に15万台を超え、足元でも持ち直し傾向が続いているが、12月には年末の休業などもあり再び減少に転じる恐れが強まっている。景気低迷の影響で内需も力強さを欠き、生産の半分を占める輸出も先行きは不透明。2019年の年間生産台数200万台の水準に戻るのは23年との見方も出ている。自動車向けに製品を提供する化学・素材メーカーも厳しい事業運営が続きそうだ。続きは本紙で

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