日本国際賞(主催・国際科学技術財団)の「医学・薬学」分野における2021年受賞者に、米国のジョンズ・ホプキンス大学のバート・フォーゲルシュタイン教授とホワイトヘッド研究所研究員でマサチューセッツ工科大学(MIT)のロバート・ワインバーグ教授が選ばれた。長年、世界の多くの研究者ががん研究に取り組むなか、今ではがんの予防、治療の基礎的知見として定着している正常な細胞が複数の遺伝子の変異によって段階的なステップを踏んで変化する細胞のがん化モデル。この基盤形成と実証で、最も貢献したと評価された。現在、ワインバーグ博士は「がんの転移」の謎という基礎的研究を、フォーゲルシュタイン博士は蓄積した知見の「予防、診断、治療」への臨床応用に意欲を示す。続きは本紙で

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