PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂で世界シェア30%の獲得へ向け、東レがxEV(次世代電動車)向けの提案に拍車をかけている。EV(電気自動車)の拡大に続き、FCV(燃料電池車)の台頭も予想されるなか、東レのPPS樹脂「トレリナ」が、2020年12月にトヨタ自動車が販売を開始したFCV「ミライ」の発電装置(FCスタック)周辺部品に初めて採用されたことが分かった。不純物が少なく、スタックへの悪影響を最小限に抑える点などが評価されたもようだ。今後はEVに加え、FCVにも適用可能な樹脂としてxEV向けのさらなる用途拡大に力を注ぐ。同用途向けの出荷数量は21年度、20年度比で約30%の拡販を実現させる考えだ。続きは本紙で

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