コルコート(東京都大田区)は、シロキサン系機能性コーティング剤を軸に高付加価値分野での事業伸長を図る。2019年に開発したカーボンナノチューブ(CNT)配合の導電性帯電防止(AS)剤は、湿度に依存せずに静電気防止効果を実現。電子部材の工程テープなどの高耐熱化が求められるなか、最大で350度Cの耐熱性を実現した。他方、有機・無機ハイブリッド品では従来にない延伸性AS剤を投入。フィルムに静電気防止機能を付与し、複雑形状の成形品への追従を可能とした。いずれも年数百キログラムの受注が見込める複数プロジェクトを顧客共同で進め、22~23年度からの収益貢献を期待する。続きは本紙で

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