牧島かれん規制改革担当大臣は15日、東京都八王子市にある富士レビオ八王子事業所を視察後、記者団の取材に応じ、医療用新型コロナウイルス抗原検査キットのさらなる規制緩和に向けた議論を進める考えを表明した。現在、薬局だけで扱えるが、コンビニエンスストアやインターネット通販などに拡大できないかが主な論点。「規制を整理し、年末までに取りまとめを行う」予定だ。
17日の規制改革会議のワーキンググループ(WG)で具体的な検討に着手する。販路拡大のほか、生産能力やどういった時に使うかなどについて議論を深める。取りまとめは年末だが、できるものについては前倒しで取り組む意向も示した。
また、国内企業には「多くのニーズに応えられる体制をつくってほしい」と呼びかけ、ヘルスケア産業振興の観点からも意義を強調した。