石油元売り大手の石油化学部門の2021年4~12月期決算は、第3四半期の製品市況が弱含みで推移するも、前年対比で拡大し揃って増益を確保した。パラキシレン(PX)市況は低調もベンゼンマージンの改善が補った格好で、ENEOSホールディングスの石油化学製品事業は29億円の損失だが、赤字幅は前年同期比139億円改善した。同社は製油所のトラブルに見舞われてきたが、第3四半期の稼働率は75%で、「第4四半期の見通しは非開示だが、足下では大きなトラブルもなく安定した稼働を維持している」(田中聡一郎常務執行役員)。続きは本紙で

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