GSユアサは、一酸化ケイ素(SiO)を負極に用いたリチウムイオン2次電池(LiB)開発を加速する。新規バインダーや電解液の適用で、300ワット時/キログラム級の高容量化と長寿命化が可能になることを見いだした。SiOのようなシリコン(Si)系活物質は、電池の高容量化に期待が寄せられているものの、充放電における膨張収縮が大きく、活物質を活着させても剥がれ落ちやすいため、使いこなしの難しい材料として知られている。新規材料の適用とともに、各種材料のすり合わせ・組み合わせ技術に磨きをかけることで、次世代電池の市場投入へとつなげる考えだ。
EV販売、24年に1700万台 IEA予測
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