アンジェスは、大阪大学などと開発する新型コロナワクチン(開発コード・AG0301-COVID19)の第1/2相臨床試験(P1/2)で、すべての症例に対する接種が完了したと発表した。成人30例を組み入れ、2回の接種を行った。接種間隔などを検討する別のP1/2も近く開始する。今年10~12月期に速報結果が出る見込み。

 6月末から大阪市立大学医学部附属病院で行っているP1/2。健康成人30例を登録し、全症例への接種が完了した。低用量、高用量の2グループに分け、2週間間隔で2回接種した。今後の経過観察で主要評価項目である安全性、免疫原性などのデータを収集する。

 ワクチンの接種間隔、回数などを検討する目的でP1/2をもう1本開始する予定。2本目の試験でも接種を終えた後、今年10~12月期に試験の初期データを公表できるとみている。両試験の進捗をみて、今秋にもP3を始める。

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