クラレは人工骨事業で攻勢をかける。症例数を積み重ね、治療成績の科学的根拠となるエビデンスを充実させることで骨の再生が速い特徴を広くアピール。高い効果や治療期間の短縮が図れる点を訴求し、自分の骨を移植する自家骨移植からの代替を促す。整形外科関連の学会にも継続的に出展して情報を発信し、中核病院や地方の拠点病院での普及拡大を進めていく。国内の人工骨市場におけるクラレの足元のシェアは１割強で３～４番手とみられるが、数年後には２割に引き上げることを目指す。続きは本紙で
移植後は体内に吸収される人工骨「アフィノス」（上）の生産拠点となる岡山県の倉敷事業所
