歯科材料メーカーでクラレ子会社のクラレノリタケデンタルは、ブラジル市場に本格参入する。サンパウロにあるクラレの拠点に専任の担当者を数人配置。歯科治療用のボンド(接着材)を筆頭に、歯冠材と歯の間を埋めながら接着するセメントや歯の外観を修復するコンポジット(詰め物)で、2021年1月からきめ細かなマーケティングをしやすくする。歯並びや歯の色を整えるといった審美歯科の需要拡大などをにらみ、新興国戦略の新たな柱に育てる。日米欧でも販売を伸ばし、売上高で市場平均を上回る年率5%の成長を目指す。

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