昨年末、サノフィ日本法人の社長に岩屋孝彦氏が就任した。旧厚生省の出身で、米ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人を経て、フランスを代表する製薬企業の日本市場を任された。時を同じくしてサノフィ本体も新戦略を発表し、長年にわたる糖尿病と循環器の研究から撤退を表明。本体の動向や日本法人の旗振りについて聞いた。

◆…日本法人トップに日本人が就くのは初めてです。

 「日本人だからどうこうといった具体的な指示は受けていない。ただ日本市場をよく理解しているとの期待は当然あると思う。当社を客観的にみた場合、業界のなかで長期収載品への依存度が高い傾向はある。今後はそうはいかない。本体の戦略に沿って新薬に軸足を置く」

◆…新戦略では「デュピクセント」とワクチンに集中するとあります。続きはこちら

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