テルモは細胞を培養する際の処理時間を半分以下に短縮できる装置の開発に取り組む。国士舘大学と組み、かかりきりの手作業が強いられる培地などの交換を自動化するシステムを試作。廃液と注液を効率的に行えるようにし、再生医療や細胞医薬品の商業化を後押しする。テルモは2016年に重症心不全の治療に使う世界初の再生医療製品「ハートシート」を製品化している。再生医療分野の市場拡大が予測されるなか、そこで得た生産技術の知見を社外向けに転用する。21年度中の完成を目指し、企業や大学に売り込みを図る。続きは本紙で

培地交換などを自動化する装置の試作機(上)。これまではほぼ手作業で対応してきた

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