医療ベンチャーのメトセラ(川崎市)が、新たな心不全治療法の確立に挑んでいる。患者の心臓から採取した組織を基に、線維芽細胞と呼ばれる集団を培養。その一部で、心筋細胞の増殖やリンパ管形成を促す特殊な細胞を取り出し、独自のカテーテルで患部に投与することで心機能の再生を図る。患者自身から採れる自家細胞を使用するため、免疫応答の高い心臓を安全に治療できる。製造工程もシンプルで、低コストかつ安定的な生産が期待できる。現在、ベンチャーキャピタルなどから得た資金をもとに第1相臨床試験(P1)を実施しており、2~3年程度での完了を目指す。続きは本紙で

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