三菱ガス化学は、3カ年の新中期経営計画「Grow Up 2023」をスタートした。藤井政志社長が自ら立案し策定した中計であり、2030年に向けた中長期の数値目標も打ち出す。「50周年という節目を迎えたこの機会に、社内外のステークホルダーに当社がしっかり成長していくことを伝える絶好のチャンス」との思いを込めた内容とした。成長の中核となす差異化事業や新規・次世代事業を徹底的に伸ばす一方、不採算・要再構築事業は撤退を含めた見直しによる事業ポートフォリオ改革とともに、持続可能な成長に向けて「GREEN-MGC」を目指す。昨春の大幅な組織再編を含め、「1年がかりで準備した中長期計画であり、強い思い入れをもっている」と語る。

 - 新中計が始動しました。

 「コロナ禍の中で、これまであいまいだったところがはっきりした。カーボンニュートラル、デジタルトランスフォーメーション(DX)、エネルギートランスフォーメーション(EX)などへの注目が飛躍的に高まっている。当社は30年のCO2削減目標が36%減だが、当社は積み上げ方式。コストも考慮しながら着実にできるところをターゲットにして50年までのストーリーもすべて作っている。カーボンニュートラルは化学会社にとっては追い風と捉えており、従来以上にスピードアップさせていく」

 - 事業ポートフォリオ改革を重要施策の一つと位置付けています。続きは本紙で

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