<展望2022トップインタビュー>

◆…中計初年度の進捗をどう評価しますか。

 「非常に良いスタートを切れた。創立50周年という記念すべき年でもあり、それなりの業績見込みであるのは良かったと考えている。厳しいのが光学材料で、上期は在庫調整や半導体不足などが影響して苦戦したが、昨年10月から動き出しており、底は脱した。今年、来年とまた成長していけるだろう」

 「不採算事業の構造改革にも順次手を打っている。ホルマリンの中でもポートフォリオ改革を進めており、ケミカルチェーンがつながり利益の出ているところは継続する一方、四日市のホルマリンは単独立地で難しさがあったため止めることにした。水島のホルマリンでは、停止したトリメチロールプロパン(TMP)とつながっていた設備は停止する一方、継続すべきは継続する。ただ、今後も構造改革はホルマリンもそれ以外も含めて進めていく。従業員もボラティリティの大きな製品に従事するより機能化学品にシフトしてもらった方がそれぞれのウェルビーイングのためにも良い」

◆…成長に向けた施策も打ち出しています。続きは本紙で

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