製薬業界が植物由来原料の医薬品包装材を導入し始めている。錠剤などを入れるボトル容器やPTPシート(ブリスター包装)に、植物由来ポリエチレン(PE)原料を使う試みだ。業界初のバイオマス由来ボトル容器(ポリビン)を採用した武田薬品工業は、ボトル製剤の主要市場でもある米国などへの展開を検討。アステラス製薬は、実用化困難とされてきたPTPシートのバイオマス原料使用に世界で初めて成功した。塩野義製薬は2030年までに全医薬品包装をバイオマス原料に切り替える。脱炭素社会に向けた意識の高まりを追い風に、環境に優しい医薬品パッケージが普及しつつある。続きは本紙で

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