武田薬品工業が日本事業の組織再編を進めている。これまでもさまざまな組織変更を内外で実行してきたが、今回は重点疾患領域で分けたビジネスユニット(BU)制を導入し、グローバル全体の成長戦略と一体化した組織体制にした。デジタル活用や患者支援に特化した部門を立ち上げたのもポイントだ。日本の医薬品事業を統括する古田未来乃・ジャパンファーマビジネスユニット(JPBU)プレジデントに、新たな事業運営に向けた意欲などを聞いた。

◎…新体制でまず何を変えていきますか。

 「一つはデータとデジタルの能力を最大限発揮できる体制にすること。もう一つは患者さん支援。診断から治療中、治療後にいたるまでの『ペイシェントジャーニー』のなかで、患者一人ひとりに寄り添った支援をする。このためにデジタル領域や患者サポートなどの活動を独立した部門にして体制を強化する」

◎…業界では営業拠点を減らしたり、役割を見直したりする動きが広がっています。続きは本紙で

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