化学大手のなかでいち早く2050年にカーボンニュートラル企業を目指すことを宣言した三井化学。しかし、これまでも化学産業は製品やサービスを通じ社会全体の温室効果ガス(GHG)削減に貢献しており、さらなる上積みは単独では容易ではない。同社の右田健ESG推進室長は「当社工場でのGHG削減はもちろん、カーボンネガティブ技術の共同開発やバリューチェーンでの削減貢献など、他社や社会との連携で目標を達成する」と強調。近くカーボンニュートラル達成を目指すロードマップを策定する予定だ。右田氏に話を聞いた。

▼…カーボンニュートラルを目指すといち早く宣言しました。

 「化学企業として社会に貢献し続けるためには、この課題から目を逸らすことはできない。当社はナフサクラッカーを2基有するなどGHG排出量は少なくないが、だからこそ成すべきことがある。社内に『皆で三井化学を変えていくんだ』という意思表示を明確に示す意味合いもある」

▼…具体的にどのようにカーボンニュートラルを達成する計画ですか。続きは本紙で

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