独メルクは、次期最高経営責任者(CEO)にベレン・ガリーホ副CEOが昇格する人事を決定した。2021年5月1日付で就任予定。同社にとって初の女性CEOになる。約5年間トップを務めてきたステファン・オシュマン現CEOは来年4月末で退任する。
 ガリーホ氏は、臨床医や仏サノフィなどを経て、約10年前に独メルクの医薬品部門であるバイオファーマバイオファーマ(旧メルクセローノ)に入社。がん事業の拡大や他社との大型提携、日米事業の強化などに貢献してきた。15年からヘルスケア部門のCEOも兼任している。オシュマン現CEOに続き、ヘルスケア出身のトップ人事になる。スペイン出身、60歳。

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

新社長の最新記事もっと見る