ダイキン工業は、スタートアップ企業との協業を加速させる。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、空気環境や社会変化を見据えた技術・サービスを軸にアイデアの募集を開始。短期間で同社との共同PoC(概念実証)の実行や出資検討へつなげる。

 「Daikin Venture Summit」は、スタートアップ企業との協業に賛同しているベンチャーキャピタルなどの外部機関と連携して開催する。今後も継続を予定し、初回になる今年は、サムライインキュベート(東京都港区、榊原健太郎社長)が共催。

 優れたアイデアに対しては、同社との共同PoCを検討するほか、最大500万円と検証場所を提供。とくに優れたアイデアは、スタートアップ企業との協業を推進する同社の組織「CVC室」およびベンチャーキャピタルからの出資を検討する。

 同社は新たな技術開発やイノベーション創出に向け、社外との「協創」を展開している。今回の取り組みもその一環。

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