日本建材・住宅設備産業協会は10日、都内で定時総会および臨時理事会を開催し、道浦正治前会長に代わり新会長として大建工業の億田正則社長を選任した。任期は2年。

 億田会長は会長就任にあたり、「今年は新型コロナウイルス感染症によって需要や供給が読めない状況。新設住宅着工戸数60万戸台を容認せざるを得ないと感じている。今後は新型コロナウイルス感染症と共存する覚悟をもって変化に機敏に対応していくことが重要」との厳しい環境認識を示すコメントを発表。今年度の重点課題として、①「グリーン建材・設備製品に関する国際標準化事業」について2020年度からの3年間の計画を立案してJISなどのアジア諸国などへの展開と国際標準化の新規事業推進②「IoT住宅普及に向けた住宅設備機器連携の機能安全に関する国際標準化および普及基盤構築事業」についてIoT住宅版SOTIF規格のIEC新規提案と同規格普及のための基盤整備③リフォーム推進事業④情報提供事業⑤ZEH・断熱材普及事業⑥品質・環境事業-を挙げた。

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

業界情報の最新記事もっと見る