神奈川県は、新型コロナウイルス感染症の中等症患者を収容するための仮設病棟を藤沢市にある湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)に建設することを決めた。湘南アイパークが敷地内にあるグラウンドを無償提供する。病床数は180床。来週着工し、5月上旬の稼働を計画する。運営は隣接する湘南鎌倉総合病院を所有する徳州会グループが担う。

 緊急事態宣言にともない、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、県が湘南アイパークに要請した。新型コロナウイルス感染症患者のうち、酸素吸入などの処置が必要となるレベルを対象とする。患者数の増加が見込まれるなか、県は受け入れ先の整備を進めており、その一環となる。

 湘南アイパークの藤本利夫ゼネラルマネジャー(GM)は、「研究のみならず医療現場においても少しでも貢献し、国民、県民の皆様の健康に寄与することができれば」と提供に踏み切った理由についてこうコメントしている。

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