上場している中堅商社の決算発表が5月中旬に集中しそうだ。4月後半や5月初旬に予定していた企業が新型コロナの影響で1~2週間後に発表日をずらす動きがみられる。決算説明会についても開催は未定、もしくは取りやめる企業もある。他方、株主総会については6月に開催するところが多く、今のところ予定通りに行う。

 長瀬産業は決算発表日を5月7日、決算説明会を5月22日、株主総会を6月22日に実施予定だが、変更の可能性もあるとしている。

 稲畑産業は決算発表を5月12日、決算説明会を6月4日、株主総会を6月23日に実施予定で現時点では変更なしだが、今後の状況次第で延期もあり得る。

 一方、明和産業は決算発表日を当初予定の5月12日から5月15日に変更し、決算説明会は中止にする。株主総会は6月25日を予定。

 ソーダニッカも決算発表日を当初予定の5月8日から5月12日に変更した。株主総会は、新型コロナへの対応をしながら6月23日の開催を予定している。コロナ対応の一つとして、株主総会後の懇親会は中止する。

 東陽テクニカは4月28日に予定していた中間決算(2019年10月~20年3月)の発表を5月11日に変更した。決算説明会の日程は未定。株主総会は12月下旬予定のため新型コロナの影響は不明。

 三谷産業は、決算発表日を4月27日、株主総会を6月12日に予定していたが、現在、日程変更も検討中。5月に予定していた決算説明会はウェブによるビデオ配信にする。

 GSIクレオスは当初から5月15日に決算発表、6月24日に株主総会を予定している。

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