新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言の対象地域が全国へと広がったことで、化粧品メーカーは対応を強化している。

 資生堂は20日、美容部員の店頭派遣自粛地域を全国に拡大すると発表した。当初は7都府県の約6000人を対象としていたが、新たに約5000人が加わる。自粛期間は5月6日まで。生産部門への影響も増している。今回初めて、製造ラインの一部を停止する。対象は大阪工場(大阪市東淀川区)で、23日から。国内全工場に対し、公共交通機関での出勤者などが在宅勤務できるよう、新たな措置を取り入れたことが一因という。あわせて、同時出勤人数の調整措置導入も当初の7都府県下の2工場(大阪、久喜)から全4工場(那須、掛川)へと拡大した。

 アルビオンも17日、美容部員の勤務休止地域を7都府県から全国に拡大すると公表している。

試読・購読は下記をクリック

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

新型コロナウイルス関連記事一覧へ

新型コロナウイルスの最新記事もっと見る