IDECは、自社製品などを活用し非接触自動検温システム(写真)を構築、新型コロナウイルス対策として国内にあるすべての生産・物流拠点に導入した。スマートRFIDリーダなどの同社製品と、市販のサーモカメラを組み合わせたもの。検温の結果、37・5度以上体温がある場合は赤色のアラートが表示される。クラウドサーバーとの通信が可能で、検温情報を遠隔で確認・管理も可能。

 スマートRFIDリーダ「KW2D形」で社員証を読み取り、プログラマブル表示器「HG1G形」で登録作業を行うことで個人を認証し、サーモカメラでマスクの有無や体温を計測する。その情報を、MQTTプロトコルに対応したプログラマブルコントローラ「FC6A形Plus」でクラウドサーバーに送ることで、出社した社員一人ひとりの検温情報を遠隔で確認・管理することが可能。

 同社は「安全・安心・ウェルビーイング」向上のための製品開発や、各種取り組みを積極的に推進している。今回の取り組みもその一環として、在宅勤務などが難しい生産・物流現場で働く社員の感染予防対策のため導入した。

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