IHIとグループのIHIアグリテックは感染制御機器のなかで、とくに需要の多い5機種について増産体制を構築する。新型コロナウイルス感染症対策に加え、ウィズコロナ、アフターコロナ時代の標準的な予防措置として需要が増えるなか、供給体制を充実させる。

 IHIグループが増産するHEPAフィルター付き空気清浄機「オゾンエアクリアeZ-100」は、生産台数を5倍の月500台に引き上げる。同空気清浄機「オゾンエアクリアJS-7000」は月70台体制とする。病院、クリニック、施設、学校などでの需要増に応える。

 車両用可搬式「オゾンエアクリア・プラスDH-5D」は月50台とする。観光バス、タクシー、福祉車両、ホテル向けが増加。すでに約600台を販売し、軽量コンパクトながら高耐久オゾン発生システムとして隅々まで除菌できる機能が評価された。

 救急車両・福祉車両用「オゾンエアクリア」は月50台まで引き上げる。感染者搬送後の除菌用に市場が拡大し、これまでの販売実績は約3000台に達した。

 紫外線スリッパ殺菌ディスペンサー「SSDX」は月100台とする。スリッパによるウイルス拡散を防ぐ装置で、医院から注文が急増している。2万8000台の販売実績を持つ。

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