爽やかな秋晴れが続いている。天気の良い週末は、お弁当を持って公園にでも行きたくなる。しかし、すれ違う人が皆マスクをしているのを見て考え直す。コロナ云々ではなく、別の理由から心にブレーキがかかる。なぜかマスクを着けない人が混じっていたときに感じる、あの違和感を避けたいのだ▼あらゆる場所であらゆる人がマスクをしている。したがってマスクをしていない人はかなり目立つ。敵意に似た視線がその人に集まる。それでもその人は平然としている。さまざまな考えが脳裏を駆け巡る。考え過ぎると、いったい何が正しいことなのか、自分の判断に自信が持てなくなってくる▼先週は、業界が騒がしくなるようなニュースが2つ続いた。いずれも予想と違う動きで、なぜかマスクをしていない人がいる場合と同じように、ぐるぐると考えが巡った。経営判断というものは、それが正解かどうかはすぐには分からない。時間が経ち、後から振り返ってみて分かるものだ。中野渡頭取は最終回でそんなことを言っていた▼せっかくの秋晴れの休日、テレビドラマの録画を最終話まで通して見てしまった。以前、同じようなことをしたのは、海外出張の飛行機の中。去年の手帳を見直すと、この時期、アジア某国にいた。マスクなしで海外出張できる日が待ち遠しい。(20・10・27)続きは本紙で

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