今年も残すところ１週間。年明けからコロナに振り回された１年だった。第三波が襲来し、まだしばらくこの戦いは続く。でも希望は持ちたい。そこで、２０２１年に期待が持てそうなことを挙げてみた▼まず東京五輪・パラリンピック。規模は縮小されるが、開催となれば毎日の話題はそこに集中する。日本期待の水泳、柔道、バドミントン、復活した野球・ソフトボール、初めて実施されるお家芸の空手、スポーツクライミングも楽しみ。コロナを封じ、日本のメダルラッシュが目に浮かぶ▼米国の政権交代。国際協調路線を掲げるバイデン氏の就任で、トランプ大統領が進めた自国主義から決別。対中戦略は気になるが、あらゆる面で国際関係が円滑に進むことを期待したい。パリ協定への復帰は、環境ビジネスの拡大にもつながるか▼今年本格的なサービスが開始された５Ｇ（第５世代通信）が、来年は普及段階に移行する。技術開発を競ってきた素材企業はフル操業が待ったなしだ。大手携帯各社の値下げ競争も普及を後押しする▼やはり一番望むのはコロナの収束。ワクチン接種が世界中で実施され、人々に希望と安心感が広がれば、今の状況は一変するだろう。あと数年は続くとも言われるコロナとの戦いだが、少しずつでも光を見いだしたいものだ。メリークリスマス！ （２０・１２・２４）
食品値上げ「第三波」
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